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【マネるだけの独学】日商簿記2級 勉強法【最少の勉強時間で合格できる】

こんにちは。

デカチワです。

この記事は

独学で日商簿記2級に合格したい。

だけど

  • どのように勉強すれば良いか分からない
  • どの参考書や問題集を使えば良いか分からない
  • できるだけ時間をかけずに合格したい

こういった方々の要望に答えます。

私は日商簿記2級を独学で勉強しました。

約90時間、期間にすると1か月半の勉強で合格することができました。

ですが、全くの初心者から日商簿記2級を独学で合格するために、勉強法、参考書、問題集、勉強スケジュールなど、の下調べと戦略の検討に、約10時間ほど費やしてしまいました。

この記事を読めば、独学合格の3つのポイントを理解できるだけでなく、下調べと戦略の検討時間を省略し、私の実体験を元にした勉強スケジュールをそのまま実行するだけで、最短で合格に近づくことができます。

また、資格を取得するメリットについて下記の記事に記載していますので、ご一読いただけたらと思います。

以下、目次です。

順を追って説明していきます。

日商簿記2級の基本情報

日商簿記2級の基本情報をシンプルに明記します。

※2021年2月28日時点

試験時期 : 年3回 2月 6月 11月

試験科目 : 商業簿記、工業簿記

→商業簿記とは、購買活動や販売活動など、企業外部との取引を記録・計算 する技能

→工業簿記とは、企業内部での部門別や製品別の材料・燃料・人力などの資源の投入を記録・計算する技能

試験時間 : 120分

合格基準 : 70%以上

合格率  : 21.48% ※

※3年分(第148回~第156回)の合格率の平均

※直近の第156回は18.2%

独学で合格するための3つのポイント

独学のメリットは専門学校で勉強することと比較して、お金がかからないという点です。

つまり、コスパです。

できるだけ、時間・お金をかけずに合格したいですよね。

ですが、独学はそんなに甘いものではありません。

それなりの戦略と気力が必要となります。

私が日商簿記2級に合格した経験を元に、独学合格に必要な3つのポイントを解説します。

工業簿記は満点を目指し、商業簿記は合格点を目指す

よくある勉強法の間違いとして、商業簿記と工業簿記はバランス良く勉強しましょうという記載を見かけます。

ですが、日商簿記2級に関して言えば、バランス良く勉強することは、かなり効率の悪いやり方です。

特に社会人であれば、そこまで時間はとれないと思うので、時間がない人はやめた方が良いです。

なぜなら、商業簿記と工業簿記の出題範囲とパターンが大きく異なるからです。

解説していきます。

<<商業簿記>>

出題範囲   : 広い、1級から論点が追加されることがある

出題パターン : 多い

配点     : 60点

<<工業簿記>>

出題範囲   : 狭い、論点の追加はない

出題パターン : 少ない

配点     : 40点

日商簿記2級の基本情報でも触れましたが、日商簿記2級は商業簿記、工業簿記を合わせて、70点以上で合格です。

工業簿記は範囲も狭く、パターンも少ないですが、40点の配点です。

一方、商業簿記は、範囲が広いうえに1級からの論点追加がありパターンが多いにもかかわらず、60点の配点です。

ここまで分かると、もう説明する必要もないと思いますが、

工業簿記は完璧に理解し、満点の40点、商業簿記は半分の30点を確実に取れるよう勉強することが効率的な戦略となります。

ここまで聞くと、工業簿記で満点なんて可能なのか疑問を抱くと思います。

結論を言うと可能です。

なぜなら、工業簿記はその性質上、一部の解答を間違えると芋づる式に解答を間違えてしまう出題パターンがほとんどだからです。

例えば、原価の配賦の計算問題であれば、配賦する元の金額を間違うと、各部門への配賦額も間違ってしまいます。

ですから、工業簿記を満点近く取れない人は、おのずと不合格となる可能性が高いです。

実際、私自身も工業簿記は1問も間違えないように何度も問題を解いて練習しました。

その結果、満点の40点とることができました。

工業簿記は慣れが大事です。

何度も問題を解いて練習しましょう。

これらの戦略を念頭において、勉強スケジュールを立てましょう。

先に勉強スケジュールを決めるのが正解

勉強のスケジュールは先に決めることが重要です。

そうすることで、計画と実績のGAPを把握できます。

GAPが発生するということは、必ず原因があるので、1週間毎に振り返りましょう。

原因に対して対策を打ち、次の週には必ずGAPを回収する習慣をつけることで、確実にレベルアップしていきます。

スキマ時間の活用が勝敗を左右する

会社の近くに住んでいる方もいるかと思いますが、ほとんどの人は会社から電車で、40分~60分程度の場所に住んでいるのではないでしょうか。

その電車通勤などのスキマ時間が、日商簿記2級の独学合格に、とても重要な勉強時間となります。

試験まで1か月半、電車通勤の時間が往復2時間だと仮定すると、約64時間ほどの時間が確保できます。

私は1か月半で、時間にすると約90時間の勉強で日商簿記2級に合格しましたが、この通勤電車内での勉強で60時間程度確保できました。

また、平日の勉強のほとんどは、通勤電車内でやりました。

ここまで言うと、「いや満員電車での勉強は無理だよ」、「参考書を読むのはできると思うけど、問題解けないじゃん」という考えがでてくると思います。

しかし、結論から言うと、満員電車での勉強は可能ですし、問題も解くことができます。

もちろん満員電車の入り口付近で、集中して勉強することはできないかもしれません。

ですが、電車の連結箇所のドア付近などにポジションニングすることで、勉強場所を確保することができます。

また、問題演習もスマホアプリであれば解くことができます。

私は、「パブロフ簿記2級 商業簿記」というアプリで、ひたすら仕訳問題を解きまくっていました。

簿記は仕訳に始まって仕訳で終わるというくらい、仕訳を切れるかどうかが合格に影響します。

また、このアプリには、電卓機能や進捗管理機能が備わっているので、電車内でも困ることなく仕訳問題を解くことができ、間違えた問題を記録し、識別することができました。

試験に近づくにつれ、苦手な分野が分かってくるので、ひたすら苦手な分野や間違えた問題を集中的に練習することができました。

ぜひ、通勤電車などのスキマ時間をアプリ等を活用し、勉強してみてください。。

90時間の勉強で合格する

私が合格した日商簿記2級は、連結会計の論点が1級から追加された後の試験です。

なので、現試験の範囲としても特に差異はないと思います。

上にも書きましたが、日商簿記2級の下調べや戦略を検討した10時間を除いて、勉強期間は1か月半(44日ほど)で、時間にすると約90時間で合格しました。

1日の勉強時間は、

  • 平日 : 2時間
  • 休日 : 3時間

こんな感じです。

上記の90時間というのは、ネットで日商簿記2級の独学合格にかかる平均勉強時間を調べた上で、その平均を単純に半分にしたものから、下調べと戦略の検討時間を差し引いた時間です。

独学の平均勉強時間は、ネットを見る限り、だいたい約200時間程度かなと印象を受けました。

それに効率性を加味して、単純に半分の100時間。

そして、下調べと戦略の検討にかける10時間を差し引きし、勉強にかける時間は90時間です。

90時間であれば、社会人でも無理のない範囲で実行できると思います。

もちろん、学生であれば、もっと時間があると思うので、時間をかけても構いません。

しかし、個人的には資格勉強は短期的に集中して取り組むことをお勧めします。

短期間で集中的に繰返し勉強をする方が、知識として定着するだけでなく、その分の時間を、他の事に割り当てられるからです。

必勝勉強スケジュールを公開 ※マネるだけでOK

ここでは、私が実際に使用した参考書・問題集・アプリを加えて、

実際に独学で合格した際の勉強スケジュールを公開いたします。

単純にマネるだけで、合格に近づくことができると思います。

ただし、知識の定着には、本人の集中力がとても影響します。

集中力を発揮するためには、日商簿記2級に合格する目的を1つ明確に持っておくことが大事です。

私の場合は、株を勉強するための土台として、貸借対照表と損益計算書などの財務諸表を読める、作れるレベルにすることが目的でした。

結果、財務諸表を読めるようになっただけでなく、転職にも役立ちました。

あなたの目的は何でしょうか。

今一度、考えてみてください。

それではまず、勉強スケジュールに入る前に私が実際に使用した参考書・問題集・アプリを紹介します。

後述の勉強スケジュールでは、この参考書・問題集・アプリを使用する前提で、記載しています。

ご一読した上で読み進めていただければと思います。

次に勉強スケジュールを記載していきます。

勉強スケジュールは1週間~2週間単位で構成しています。

また、1日の勉強時間は、平日2時間、休日3時間です。

<< Day1 ~ Day7 >>

・日商簿記3級の参考書を2周する

まず、はじめの1週間は日商簿記3級の参考書を使用し、ひたすら読み進めてください。

わからない箇所があっても読み飛ばしてください。

ここでは、仕訳の構造を簡単に理解する程度で大丈夫です。

特に深く考える必要はありません。

<< Day8 ~ Day15 >>

・日商簿記2級 工業簿記の参考書を2周する

2級に入ります。

まずは工業簿記の参考書を1周します。

そして、わからない箇所があれば、スマホのメモ帳に論点を記録しておきましょう。

2周目では、1周目で分からないと感じた論点を重点的に理解します。理解できたら、1周目で記録した論点を消込みます。

ここでの目的は、わからない論点を絞りこむことです。

それにより、論点に優先度をつけることができます。

この作業は、試験前の仕上げ時に役立ちます。

<< Day16 ~ Day23 >>

・日商簿記2級 商業簿記の参考書を2周する

・アプリで仕訳をひたすら練習する

次に商業簿記に入ります。

参考書については、商業簿記も工業簿記と同じように進めてください。

そして、スキマ時間でアプリで仕訳問題を解きまくります。

この週以降、スキマ時間での仕訳練習は平行して実施してください。

また、通勤電車で仕訳問題を解くときは、「次の駅まで5分程度だから、~問解く」など、小さい目標を決めて取り組むとやる気がブーストします。

<< Day24 ~ Day38 >>

・予想問題集を解く

この段階で、予想問題集に入ります。

まず、第1予想問題を解いてください。

おそらく、半分以上は解けません。

ここで、Day8 ~ Day23 で記録しておいた、わからない論点のリストと照合してください。

おそらく間違えた問題の論点と一致していると思います。

一方で解ける問題もあると思います。

それは参考書を読み、アプリで仕訳の練習をした成果です。

間違えた問題は、以下の手順で確実に解けるようにしましょう

  • 間違えた問題の論点を把握する
  • 参考書に戻り、論点を理解する
  • 再度、間違えた問題を解く

上記の手順で、第1予想問題を解けるようにしましょう。

時間の配分としては、休日にまとめて予想問題を解き、平日に間違えた問題の論点を復習するが効率的だと思います。

また、予想問題に関しては、点数を記録してください。

TACのあてるには、「繰り返しシート」がついており、そこに記録することができるので、活用してみてください。

第2予想問題~第3予想問題も同様に、解いていきます。

私は、時間的な問題で、プラスワン予想問題に手を付けていないので、ここでは、第3予想問題まで記載します。

もちろん、もう少し時間をかけられる方は、解いても良いと思います。

このセクションの終わりあたりには、だいぶ知識がついていることが実感できると思います。

<< Day39 ~ Day46 >>

・苦手な論点を集中的に復習する

さて、試験の2週間前です。

ここでは、苦手な論点を徹底的に復習します。

予想問題集を繰り返し解いてきた中で、最後まで満点をとれなかった又は、複数回目でようやく満点をとることができた論点を洗い出します。

おそらく、商業簿記、工業簿記ともに苦手な論点があるはずです。

ですが、独学合格3つのポイントでも明記した通り、工業簿記を優先して復習します。

この週は、工業簿記を優先して復習してください。

もちろん工業簿記に苦手な論点が無い方は、商業簿記を復習しても構いません。

<< Day47 ~ Day54 >>

試験の一週間前です。

ここまでくると、

  • 工業簿記は問題なく解ける
  • 商業簿記はある程度解ける

という状態になっています。

この状態で、試験本番を迎えても良いのですが、

まとめノートを作り、工業簿記、商業簿記ともに

間違いやすい又は苦手だと認識している論点とその計算方法などを記載しておきます。

まとめノートは本当に苦手な論点に絞るためめ、最後の1週間で作成し、試験本番30分前に見返すことをおすすめします。

また、まとめノートは、A4の紙の両面で収まるくらいの文量にした方が良いです。

試験本番30分前にちょうど見返せる量だからです。

まとめノート作成だけでは、時間が余ると思うので、残りの時間は可能な限り予想問題を解き、本番でへたなミスをしないように練習しましょう。

ここまできたら、

あとは試験本番で実力を発揮するのみです。

検討を祈ります。頑張ってください。

その他Tips

集中力を高める カフェイン × テアニン

効率的に勉強して知識をつけるには、戦略が必要ですが、戦略は遂行できなければ意味がありません。

では、遂行に必要なものは何か。

それは、目的意識と集中力です。

目的意識は、その名の通り、何のためにそれをやるのか、目的を明確に定めることで、作ることができます。

一方、集中力を維持させることはなかなか難しいです。

集中力は、その日の体調や精神状態に影響されます。

私自身も、仕事で疲労を感じたり、勉強になかなか集中できないと感じることが、しばしばありました。

そんな時は、ある方法で集中力を高めていました。

それは、カフェインとテアニンを同時に摂取する方法です。

カフェインは説明するまでもありませんが、

テアニンはあまり知らない人もいると思います。

テアニンは、緑茶などに含まれている成分です。

テアニン160mgとカフェイン200mgを一緒に摂取すると、集中力が高まるといわれています。

実際に摂取すると、30分程で物事に集中できる状態になります。

ちなみに、テアニンを緑茶で摂取するとなるとかなりの量を飲まなければならないようです。

なので、私は錠剤型のサプリメントを使用しています。

ぜひ、一度試してみてはどうでしょうか。

個人的な感覚だと、2~3時間は集中した状態が持続できると思います。

実際に私が使用しているサプリメントを紹介します。

AllMax Nutrition – カフェイン 200 mg。100錠剤

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